電気工事士技能試験の指定工具が腰袋に入っている

第二種電気工事士技能試験に必須!7つの指定工具とおすすめの工具

第二種電気工事士の技能試験を受験するにあたって、「必要な工具を確認しておきたい」と思われるでしょう。本記事では7つの指定工具と作業効率を高めるおすすめの工具を紹介します。必要な道具を揃えて、準備万端で技能試験に臨みましょう。

【目次】

7つの指定工具

 ペンチ

 プラスドライバー

 マイナスドライバー

 ナイフ

 圧着工具(圧着ペンチ)

 ウォータポンププライヤ

 スケール

13問すべてに対応したおすすめの器具・工具セット販売店

プロがおすすめする第二種電気工事士技能試験の便利な工具

 VVFストリッパー P-958:ホーザン社製

 プレートはずしキー:パナソニック社製

第二種電気工事士技能試験の内容

7つの指定工具

第二種電気工事士技能試験で指定されている最低限必要な工具は下記の7つです。第二種電気工事試験の受験案内にはカッターナイフで怪我をする方がいるため、使用は自粛するよう記載されています。

 

指定工具

  • ペンチ
  • ナイフ
  • プラスドライバー
  • マイナスドライバー
  • スケール
  • ウォータポンププライヤ
  • リングスリーブ用圧着工具(JIS C 9711:1982・1990・1997適合品)

 参考情報:第二種電気工事士|指定工具について|ECEE一般財団法人電気技術者試験センター

 

 

必要な工具と部材について

 

電気試験勉強会では工具やボックスは貸出可能で、ケーブルも一通り用意しております。ただし、次の電気工事士講習会までに返却をお願いしています。試験にて出題が想定されるケーブルは一通り用意してありますので、被服の剥ぎ取り、リングスリーブを使っての圧着、ランプレセプタクルと結線するための輪作りの練習などを行えます。

絶縁ペンチ
プラスドライバー 
マイナスドライバー
電工ナイフ
リングスリーブ用圧着ペンチ
布製のスケール

ペンチ

大きさは150、175、200㎜などと長さで呼ぶ。種類は一般用ペンチ、絶縁ペンチ、強力ペンチ、面とりペンチ、丸ペンチ等がある。電気工事士試験に使用する場合は、絶縁ペンチで150~175㎜くらいが取り扱い易いでしょう。錆や汚れなどで可動部分の動きが悪くならないよう、注油など手入れをすることをお勧めします。

プラスドライバー

刃先が十字になっていて、刃先のサイズに規格が設けられている。締め付けるビスなどの大きさによって刃先サイズを選択する。サイズは4種類で1番、2番、3番、4番と呼び、番号が大きいほどサイズが大きくなる。この規格を超えて小さく作られたものが精密ドライバーと呼ばれている。電気工事士技能試験では2番を使用します。

マイナスドライバー

刃先が一文字になっていて、刃先のサイズに規格が設けられている。サイズは1番から数字で設けられているが、刃先の刃幅の大きさでサイズが決まる。電気工事士技能試験では配線器具の取付用として使用するので6番をお勧めします。

ナイフ

絶縁電線やケーブルの被覆剥取りに使用するので電工ナイフが適しています。グリップは木製、ゴム製、プラスチック製などがあるので、フィット感の良いものを選びましょう。

 

カッターナイフは電工ナイフに比べて切れ味が鋭く力の加減が難しく、慣れないと絶縁被服に傷を付ける可能性が高いので使用しない方が良いでしょう。電工ナイフも切れ味が悪くなると被覆の剥取りが困難になるので、こまめに手入れをして切れ味の良い状態にしておきましょう。

圧着工具(圧着ペンチ)

電線(ケーブル)と圧着端子やスリーブを圧縮し接合するための工具で、圧着方式として手動、手動油圧、電動油圧などがあります。第二種電気工事士技能試験に使用するのは手動方式で、規格上ペンチの握り部分が黄色く、圧着終了後、リングスリーブにJIS C 9711が適合します。

 

小、中、大の刻印がつくものがあります。最近では小型で軽量なものも販売されているので、良く調べて揃えましょう。なお、握り部分が黄色以外の圧着ペンチは、リングスリーブの圧着に使用することはできないので注意が必要です。

ウォータポンププライヤ

主に六角ボルトやナットの締付けや取外しに使う工具です。第二種電気工事士技能試験では金属管が絡む施工に使用します。鉄のアウトレットボックス(ジョイントボックス)とボックスコネクタを取付ける際にもロックナットの締め付けに必要になる工具です。

スケール

絶縁電線やケーブルの長さを測るのに使います。鋼製・木製・布製どれでも良く、長さは30センチあれば充分なので場所をとらない小型の物をお勧めします。


13問すべてに対応したおすすめの器具・工具セット販売店

電気試験勉強会では工具の販売などは行っていません。下記に示す販売店でお買い求めください。

 

13問すべてに対応したおすすめの器具・工具セット販売店

電気工事士技能試験対策教材・電線・部材の通販専門店|日電.net

プロがおすすめする第二種電気工事士技能試験の便利な工具


VVFストリッパー P-958:ホーザン社製

VVFストリッパー:測る・剥く・切る・のの字曲げ加工に最適な工具

電気技術者試験センターによると、第二種電気工事士の技能試験では指定された工具の他に技能試験では、電動工具以外の全ての工具を使用することができます。そこで作業効率の向上と仕上がりの良さを追求するために特におすすめしたいのが「VVFストリッパー」でホーザン社製の「P-958」です。

 この工具は測る、剥く、切る、のの字曲げの作業がおこなえ、作業時間短縮には必須の工具です。プロも使用している工具で、最近は多くの受験者が愛用しているのを見かけます。

 

VVFストリッパーを使うと次のような作業を効率的に行えます。

  • 測る
  • 切る
  • ケーブル外装のみ剥く
  • 3芯まとめて剥く
  • のの字曲げ加工

 

【こんな受験生には特におすすめ】

  • ペンチや電工ナイフなど工具の使い方に慣れていない。
  • 40分以内で作業できる自信がない。
  • あれもこれも工具を購入する資金を抑えたい。

 

参考サイト:P-958VVFストリッパー【HOZAN】ホーザン株式会社

【特典】プレートはずしキー:パナソニック社製

埋込配線器具から電線外しが楽におこなえる工具

埋込配線器具にある端子からの電線外しに便利です。マイナスドライバーを使って電線を外す場合、力加減を間違えると配線器具が壊れてしまう危険性があります。器具を破損させてしまうと欠陥作業として不合格になるので注意が必要です。欠陥作業をなくすためにも必須工具でしょう。

 

このプレートはずしキーを使うと簡単に電線を外せます。電気試験勉強会の講習会にお申込みいただくと全員に1本無料でついてきます。便利アイテムとして活用してください。


第二種電気工事士技能試験の内容

筆記試験に合格して初めて技能試験の受験が可能です。資格を取得するためには、筆記試験と技能試験の両方で合格基準を超える必要があります。

 

技能試験の内容

技能試験は事前に公表される13問の中から1問だけ出題され、指定された配線図を一つも「欠陥」がなく、パーフェクトで施工して初めて「合格」となります。制限時間は40分。一般財団法人電気技術者試験センターが公表している技能試験の内容は下記の通りです。

筆記試験の合格者と筆記試験免除者に対して、次に掲げる事項の全部又は一部について行います。 試験は、持参した作業用工具により、配線図で与えられた問題を支給される材料で、一定時間内に完成させる方法で行います。

 

(1)電線の接続

(2)配線工事

(3)電気機器及び配線器具の設置

(4)電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具の使用方法

(5)コード及びキャブタイヤケーブルの取付け

(6)接地工事

(7)電流、電圧、電力及び電気抵抗の測定

(8)一般用電気工作物の検査

(9)一般用電気工作物の故障箇所の修理

第二種電気工事士技能試験 | ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター

引用元:第二種電気工事士技能試験|ECEE一般財団法人電気技術者試験センター



工具の効率の良い使い方、コツ

技能講習会にて親切丁寧に指導。 

主催:電気試験勉強会